1/13/2010

ノーベル賞

2009年のノーベル医学生理学賞は、telomeresとtelomeraseの発見に関わったアメリカの3人が受賞しました。
そのうちの1人、UCLAのDr. Elizabeth H. BlackburnがMD Andersonで講演を行いました。当然MDAで一番大きいホールで行われたのですが、20分前に我々が会場に着いた時にはほぼ満席で、開始時間には立ち見も難しいような状態で講演は行われました。


Dr. Elizabeth H. Blackburn

内容は・・・、前半は完全に分子生物学というか、生化学的な内容でちょっと寝ちゃいました。が、テロメアに関してほとんど知識のない私が聞いても面白いものでした。特に後半部分はtelomeraseの解析とヒト癌細胞での役割みたいな内容で、telomeraseってtelomeresを修復しているだけじゃなく、もっと色々大事な役割を果たしているらしいってことでした。きっと、英語がもうちょっと分かるともっと面白いんだろうなあ。
MDAに来てから、臨床医の間はすっかり忘れていた分子生物学的な内容の文献を読んだり、講演を聞いたりするようになりました。またちょっと分子生物学の勉強しなきゃね。

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