テキサスを出発して、ニューメキシコ州・アリゾナ州・ちょっとだけユタ州、そしてコロラド州。ここまで約2600マイルを走破してきました。うーむ、なかなかな距離を走ってきましたね。
さて、ここMesa Verdeは、アメリカでは珍しい世界遺産のうちの文化遺産です。自然遺産はグランドキャニオンをはじめいくつかあるのですが、ここ北アメリカでコロンブス以前の歴史を示す遺跡として、非常に有名らしいです。
お昼過ぎに着いて、まずはVisitor Centerで遺跡に行くためのチケットを購入。遺跡のうち3ヶ所は、勝手に入れずにレンジャーツアーに参加する必要があります。チケットはめずらしく有料でしたが、1ヶ所につき1人$3なので、まあそんなもんでしょう。
初日はBalcony HouseとCliff Palaceという2ヶ所のレンジャーツアーに参加してきました。どちらも断崖絶壁にある古代都市で、最盛期には各遺跡に150人ほどが生活していたのでは?とのことでした。
訪れる前に写真を見ただけでは、「なんでこんなところに住んでいたんだろう・・・」と思っておりましたが、実際に訪れるとちょっと納得できるところがありました。高地にあって涼しく快適だし、ちょうど水が湧いてくる場所に建っていて水を汲みに行かなくて良いし、きっと敵も攻めてこないし・・・。
だいたい西暦600年ごろから1400年頃まで、標高2000メートルを超えるこの一帯に人が住んでいた様ですが、14世紀に突然姿を消してしまったそうです。原因は不明とのことでしたが、きっと気候の劇的な変化があって住むのに適さない環境になってしまったのではないかと、レンジャーは言っておりました。
ま、お勉強はそんなところで終わりにして、実際に遺跡に行って見ました。断崖絶壁と書きましたが、本当に断崖絶壁を降りて遺跡に行きます。途中、はしごを上ったり、ロープを伝って岩を降りたりと、けっこう本気で怖いところを通ります。高所恐怖症のヒトは、覚悟して行くべし!
ほんとに、崖の途中に遺跡があります
まずは、Balcony Houseから。
高さ20mのはしごを前に、「引き返すなら、今しかない!」
と説明するレンジャー。聞いていないNori。
こんなのヘッチャラだもんね、ママが運んでくれるから。
遺跡の内部でお勉強
またNoriは聞いてないけど
おいらは身体で学ぶんだもんね
遺跡内部はこんな感じ。
ここは、来るのは大変だけど、遺跡自体は小さめ。
最大の難関を軽くすり抜けるNori。
大人は肩をすぼめて四つん這いで通らなきゃいけないのに、
歩いて通り抜けたNoriは、みんなに絶賛されました。
帰りも大変。こんな岩肌を登って・・・
またはしごを登って帰ります
続いて、Cliff Palace。
メサベルデの中でも最大の遺跡。
レンジャーツアーの集合場所から撮影
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