今日は2つセミナーを聴いてきました。1つは"Malignant Pleural Effusion(癌性胸水)", もう1つが"Hepatocellular carcinoma (肝細胞癌)"でした。
癌性胸水の治療法なんて、日本では胸膜癒着術ぐらいしかやってませんでしたが、アメリカでの第一選択は、埋め込み式胸腔ドレナージでした。
Pleurx catherterっていう、16Frの一方向弁付きのシリコンチューブを埋め込んで、患者さんが自宅で毎日ドレナージします。これで90%の患者の症状が改善され、平均29日間でチューブが詰まってしまうようですが、抜けばそれでもう胸水がまた溜まることはほとんど無いようです。ほえぇ、アメリカには便利なモノがあるんだなぁっと思いましたが、知らないだけでもう日本にもあるのかしら?
胸膜癒着のやり方は日本と変わらないみたい
HCC(肝細胞癌)のセミナーは、疫学・内科(化学療法)・外科・放射線科がそれぞれ講演していましたが、現在の日本の治療と変わりなし。いや、むしろ外科的切除や放射線科によるラジオ波やTACEは日本の方が進んでいる気がしました。やっぱり、化学療法が効かない癌はMDACCも弱いのかしら。
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