Houstonに住む我々日本人にとって、頭を悩ませるものが子供の学校です。
ま、Noriはまだまだ通う必要がないので我が家はのん気なものですが、夏からHoustonに住む予定の、我が家の居候Mは小学生の子供を2人も持つ立派な父親でして、今回の滞在中にどうしてもHoustonの学校事情を調べねばならぬという大事な使命がありました。
なぜ学校について調べなければならないかというと、以下に記すアメリカ教育システムの大原則があるからなのです。
1、公立学校は無料、私立学校は有料(概してとても高額)
2、公立学校の予算は、それぞれの学区の税金によって賄われる
3、カリキュラムなどに関して、日本に比して各学校の裁量がとても大きい
特に2つ目の原則のために、裕福な地区の学校は予算も多く、それは良い教師や良い教育環境、進んだカリキュラムが整備されています。公立学校で良い教育を受けるためには、良い学校の学区内に住まなければいけません。
幸いなことに、ヒューストン市内の学校は、各学校の生徒数、教師数のみならず、生徒の人種別割合、生徒の成績、特別カリキュラムの有無などが公開されています(→
リンク)。インターネットって素晴らしい!
Mと一緒にネットを駆使したリサーチで分かったことは、
1、Houston市内であれば、メディカルセンター西側の地区が良い
2、郊外のMemorial地区(日本人補習校周囲)、さらに西側のKaty市内は非常に成績が良い
ということが分かりました。
しかし、分かったと言ってもネットでデータを見ただけで、イマイチよく分からないこともあるので、Noriの親友Aの母Jちゃんに、実際に市内の現地校に通うYさん一家を紹介して頂き、お話しを伺って来ました。
ゴハンを頂きつつ、子供たちの走り回る中で
Mは真剣に話を聞いておりました。
Lちゃんはとても優しいお姉ちゃんで、Noriと一緒に
仲良く遊んでくれました。
Yさん一家は、ご夫婦ともにアメリカの大学を卒業されて以降ずっとアメリカにお住まいで、6歳のLちゃんと2歳のKくんという2人のお子さんをお持ちです。お姉ちゃんのLちゃんは昨年から市内の小学校に通っています。ご夫婦ともにとても気さくな方で、かなり色々と教えて頂きました。
全部はとても書ききれませんが、要約すると、
1、市内では小学校が良くとも、中学校は良くない地区が多い。つまり、小学校・中学校ともに良い地区はヒューストン市内でもごく一部である(→高級住宅街と一致する)。
2、裕福な白人の家庭では、中学校からは私立に通わせることも多い。
3、メモリアル地区やケイティーは小学校・中学校ともに評判が良いが、お父さんの通勤が大変(朝晩の交通渋滞がひどい)。
という感じでした。
いずれにしても、子供に良い教育を受けさせるには、高級住宅街に住むか、高い授業料を払って私立に行かせるかしなければいけないという、アメリカらしい法則があるようです。ま、程度の差はあれど、近頃は日本でもそんな感じかもしれませんね。父親はとにかく頑張るしかないですな。
来週は、実際に良い学区内のお部屋を探索してきます。
弟のKくんと。ちょっと年上のお兄ちゃんがやることを
すぐ真似したくなるNori。コケるなよ~。
元気な子供たちを連れてMemorial Parkへ。
NoriもAもフリスビーが大好き。
お姉ちゃんにジュースをもらってうれしい男たち