3/15/2012

本物の蒸気機関車に乗ってきたよ〜

1週間の春休みも後半に突入しました。
せっかくの春休み、どこにもお出かけしないのはもったいない!というわけで、ちょっと足をのばして本物の蒸気機関車に乗ってきました。

テキサスに走っている列車は、市内の路面電車を除けば、アムトラックという大陸横断するのが1日上下1本ずつ走っているだけで、あとは全部貨物列車です。ただ、ヒューストンとダラスの間にあるRuskという街から、昔の線路を使って蒸気機関車を走らせているところがあります。”Choo Choo Trainに乗りたいなぁ”と最近しきりにつぶやくNoriを連れて、片道3時間かけて車で出かけて参りました。

蒸気機関車はTexas State Railroadという団体がやっております。普段は週末だけ、春休みや夏休み期間中はほぼ毎日運行していて、基本的には1日1便、朝出発して1時間半かけて隣町まで走り、そこで1時間半ほどピクニックして、また1時間半走って帰ってくるという感じです。集合時間は10時15分なので、我々は朝6時過ぎに家を出て向かいました。

アメリカでは蒸気機関車なんてマイナーで、列車もガラガラかと思いきや、10時ごろ駅に着くと多くの家族連れで賑わっておりました。駐車場の入り口で予約の有無を確認されたので、きっと当日飛び込みでは厳しいかもしれません。我々は前日に電話予約しておいたので、無事に蒸気機関車と対面できました。

10時15分集合ですが、出発は11時です。それまでの間、みんな写真を撮ったりして思い思いに時間を過ごします。出発前に、機関車の運転席を順番に見せてくれたりするので、時間はあっという間に過ぎて行きました。




さ、いよいよ出発です。車内はカントリーミュージックが流され、汽笛や汽車のシュッポシュッポいう音と合わさってなかなか良い感じです。
とはいえ子供にとって1時間半は結構長いもの。日本なら山あり谷あり鉄橋ありで景色がめまぐるしく変わり楽しいかもしれませんが、テキサスなので基本的には森林と牧場の間を駆け抜けるだけです。お世辞にも奇麗な車窓とは言えません。Noriも飽きちゃうかなぁと心配でしたが、途中の小さな駅でカウボーイが空砲でお迎えしてくれたり、順番に車内を回ってお話ししてくれたりと、決して乗客を飽きさせないように工夫しておりました。さすがアメリカって感じです。




終点はPalestineという街の駅です。駅の周りがピクニックエリアになっていて、みんなでランチボックスをもらってお昼御飯です。この間にもカウボーイたちが突然西部劇を始めたり、機関車の付け替えを間近で見られたりと、結構時間はあっという間に過ぎて行きました。






帰りもやっぱり1時間半かけて元の駅に帰ります。朝から大興奮だったNoriはママとともに出発早々から寝てしまい、のんびりとした時間を過ごせました。
 
 元のRusk駅に帰ってきたのは午後4時半過ぎ。アメリカンというか、テキサスな雰囲気を満喫できた1日でした。乗客は子供連れの家族がほとんど。蒸気機関車に乗る!と気合いをいれて来るよりは、汽車に乗って1日のんびり家族で過ごすのに向いていると思います。

さすがにこれからHoustonへ車を運転して帰る元気はなく、この日は近くの街のホテルに1泊しました。昼寝から目覚めて元気になったNoriは、ホテルのプールで散々遊んでおりました。パパはもうクタクタだぁ〜。

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