4/04/2011

Gastric Tumor Board

私の所属するMD Anderson Cancer Centerの上部消化管チームでは、胃癌と食道癌を扱っているのですが、アメリカでは胃癌が日本に比べて非常に少なく、主に食道癌ばかり治療しております。そんなわけで、これまで各科の専門医が集うTumor Board(治療を検討するミーティング)は、食道癌に関してのものが毎週火曜日にあったのですが、胃癌に関してのTumor Boardはありませんでした。MD Andersonに来たばかりの頃、Bossに「なんで胃癌の検討会は無いの?」と聞いたら、「毎週みんなが集まるほど症例がないんだ」と言われて、とても驚いたものです。

さて、気が付けば自分がMD Andersonに来て早くも1年半ほどが経ち、その間に胃癌の症例が増えたのかはわかりませんが、この4月から胃癌に関するTumor Boardも週1回ずつ開催されることになりました。
右手前の髪が薄い方がBossです

とは言っても、写真の通り小さな部屋での普通のミーティングっぽい感じです。世界一の規模の癌センターでありながら、胃癌の専門チームはたったこれだけ。なんで胃癌ってアメリカでは少ないんでしょうね。いや、なんで日本はあんなに多いんだろう?と改めて感じた1日でした。

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